私、定時で帰ります。 - はるまきの日々是生活

一昨日から始まったらしい「私、定時で帰ります。」というドラマ。観た人の感想をツイッターで見て興味が湧きGYAOで見てみた。

考えさせられるドラマ。

残業してる=頑張ってる

定時で帰る=頑張ってない

この思考はおかしいよね、というか危険だよね、と思った。

ちゃんと業務をこなした上で定時で帰るのは、ちっとも責められる事じゃない。無駄にだらだら仕事する残業泥棒もいるが、これはあかんと思うし、論外だけど。

こなしてもこなしても仕事が終わらず残業ばかり、一人がこなさなければならない業務が多すぎるのは職場環境に問題があると思う。環境に問題があるとして、改善しようという方向へ向かわずに、私も頑張ってるんだから、あんたももっと頑張りなさいよ！と、職員間で不満をぶつけ合うような職場なら、離れる事が視野に入ってくるよね、と思う。

自分が無理していると、人にも厳しくなっちゃうと思う。厳しさが必要な場面ももちろんあるけれど、ずっと全力疾走は無理。機械じゃない、生身の人間なので。

「私も頑張ってるんだから、あんたももうちょっと頑張ってよ！」

これは、前職場にいた時にいつも自分の頭の中にあったフレーズ。頭の中にあるだけじゃなく、時には他のスタッフに対しても吐いていた。

業務開始時間よりずっと前に出勤して働き、休憩ほとんど取れず、残業も当たり前、そんな働き方だったので、毎日イライラして余裕がなくて、ほんとにしんどかった。

もう限界、と感じ、職場移動する事となった時に、自分で自分を負け犬のようだと思ったのだけど。自分の中に「忙しい=頑張ってる、評価出来る」っていう変な思い込みがあったんだなあと今は思う。そんな思い込みがあったから、忙しい職場を去る自分に、負い目みたいな気持ちもあったのだな。

でも、違ったな。

新しい職場は日勤だとほぼ定時帰り。休憩もしっかり取れる。

業務内容は変わらないけど、こなす量が減り、気持ちに余裕がある分、丁寧に仕事がやれる。

残業がなくなった分給料は減るだろうけど、それでもいいと思う。

自分を追い詰めるような仕事の仕方はもうしない。

色々考えさせられるドラマだった。

また来週を楽しみに。